人生は何度でも また ”COCO”から

貯金派の嫁と借金派の旦那様… 家計を守る嫁はめげない!!笑「人生は何度でも また ココから」 日々のあれこれを綴るblog

自分にどんな未来が待っているのか想像したことがありますか?

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先月まで訪問営業関係の仕事をしていた。
若い世代、まだ元気なシニア世代の共働きが増える一方で、昼間家にいるのはひとり者の年配の方ばかり、1軒1軒、会えて話しが出来るのはせいぜい10分程。

 

その中で商品の説明をしたりお互いの近況報告をしたり、孫の話、噂話、愚痴などを織り交ぜながら、見える範囲で家の中の様子やしゃべり方身なりなどを見て緊急性があれば市の福祉課へ連絡を入れたりする事もあった。

 

立派な家はたくさん立ち並んでいる。
だけれど人が住む家は数少ない。
杉に押しつぶされた家。
ボロボロのワイシャツが干されたままの家。

 

次のお宅まで向かう間に、いつもいつも胸を締め付けられる思いがした。

 

話を聞いてもらえるだけで救われる人がいる

1日24時間。ずっと1人なのだ。
毎週のように「今日は何曜日か?あんたが来たから火曜日か!」そうやって私が来る曜日を覚え楽しみにしていてくれるお客様はたくさんいた。

 

中には話しが止まらなくて1時間2時間話をする方もいて 。仕事にしたら早く止めたい気持ちと、1日中誰とも会わずに溜めてたぶんを全部聞いてあげたい気持ちが交差する事もあった。

 

決まって最後には皆んなこう言う。
「くだらない話しを長々とちゃんといきてくれて、ありがとう」
それが私のエネルギーだった。

 

会社のルールで個人的なアドバイスはしてはならないとなっていたので「うんうん」と話しを受け止めることしかできない。でも、僅かでも「ありがとう」といってもらえるような役に立てたのだと。

 

次に繋がるエネルギーだった。

でも、同時に思うことがある。

 

自分の未来の姿を見ているような錯覚

時には孤独死の現場をリアルタイムで通る事もあった。

 

奥さんに先立たれて「健康になんか興味がない!生きていても邪魔になるだけだ!」と突き返された事もあった。

 

家族は皆んな遠い地へ行って「1人だけど自由だからね!気が楽なのよ」と寂しそうに語る100歳近い方もいた。  

 

「まだまだ迎えには来ないけど、こんなに世の中が平和なら、ココが天国かも分からない。食べ物はある、家はある、家族がいる。こんなに幸せなことはない」とニコニコニコニコしながら、本当に楽しそうに鼻歌を歌いながら畑仕事をする、それも100歳近い方もいる。

 

自分にはどんな未来が待っているのだろう
そんな疑問にぶち当たったてみたり、明日は今日の未来だから、さほど今日と変わらない。と笑ってみたり。

 

1年間で300名以上の方に出会ったけれど、出会った方々には本当にたくさんの事を教えて頂いて。たくさんの事を考えさせられた。

 

今は今しかないんだよ

若い内にいろんな事して

十分に楽しみなさい。

 

100歳から見たら60歳も80歳もまだまだ若者なんだとさ^^* 仕事で出会えた方々のこと。一言一言が重みがあって、ユーモアがあって1度は記事にしないとと思っていたので今日はかけて良かった。